<プレスリリース>スマホ・タブレットの音声入力で手軽に「診療メモ」を作成できるプロアスの新サービス「cocomedica Record」2月1日に発売
株式会社プロアスは、2018年2月1日(木)に、スマートフォンやタブレットの音声入力で診療現場の情報をメモできる新サービス「cocomedica Record(ココメディカレコード、通称:ココレコ)」の提供を開始します。
●cocomedica Record発売の背景
現在、厚生労働省は増加する医療費の削減と、多くの高齢者が自宅で最期を迎えることを希望していることから、在宅医療を推進しています。そして、2018年度診療報酬改定で在宅医療に関するサービスの報酬が見直されることからも、今後の動向が注目されています。しかし、政府が在宅医療を推進する一方で、訪問診療を行う診療所は全診療所の2割程度(*1)にとどまっています。
在宅医が増えない原因のひとつは、事務作業による負担の大きさであるといわれています。在宅医にとって、カルテ作成や事務処理など診療以外の業務負担が大きく、本来力を入れるべき医療行為や地域の多職種連携に時間を割けないことなどが課題となっています。
こうした背景から、在宅医療の情報プラットフォーム「cocomedica Board(ココメディカボード。以下、ココメディカボード(*2))」のオプション機能として、音声テキスト変換を使った診療メモ機能cocomedica Recordをこの度リリースします。患者情報を訪問先で確認できる「ココメディカボード」に、現場の音声をそのままメモにできる新機能「cocomedica Record」を新たに搭載することで、カルテ入力にかかる時間と手間を減らし、効率の良い医療行為を実現します。
(*1)平成26年医療施設調査(厚生労働省)より
(*2)医療機関・医療関係者情報、家族情報など、在宅療養支援診療所に必要な情報を一つのシステムに集約し、管理することができるサービス。スケジュールや、売上予測などの経営指針も管理可能。
●cocomedica Recordの特徴
1. 在宅医療の情報プラットフォームcocomedica Boardのオプション機能
情報プラットフォーム「ココメディカボード」のオプション機能となっており、持ち歩きができる、診療メモアプリです。入力したデータはココメディカボード上で医療機関・医療関係者情報、担当医師ごとの訪問スケジュールなどとまとめて管理できるため、クラウド型電子カルテに買い換えることなく、様々な患者情報・記録を訪問先で確認できます。
2. オリジナルの運用にフィットさせやすい柔軟性
cocomedica Record(以下、ココレコ) の入力項目はココメディカボードのテンプレート作成機能を使いクリニック様で自由に設定可能です。独自の管理項目を作成したり、自院で採用している電子カルテに転記しやすいような項目を作成するなど、運用に応じて活用方法は様々です。
例えば、必ず確認すべき情報については、入力必須項目として定義することができます。これにより、クリニック内で医師ごとに入力にばらつきがある場合でも、入力情報を統一することができます。また、入力必須項目には、入力漏れを防ぐチェック機能を装備しています。
3. 音声や文字だけでなく画像にも対応
音声によるテキスト変換や文字入力以外にも、患者宅の様子や患部の写真をココレコで撮影し、記録することが可能です。
4. セキュリティ面でも安全なクラウド方式
クラウド型のソフトウェアで情報を入力、管理するため、スマホやタブレット本体には患者情報が残らないので、万が一の紛失の際にも不安がありません。
●製品概要
- 初期費用なし、ユーザ数によって月額利用料が変動します。
- ご利用にはココメディカボードのライセンスが1ライセンス以上必要となります。
- ご利用する際は4GもしくはWi-Fi等による通信環境が必要です。
何かございましたら、下記よりお問い合わせ下さい。
プロアス お問い合わせフォーム: https://proas.co.jp/blog/contactform/