毎日の請求やレセプト作成の修正時間を減らして業務効率が大幅アップ!医療法人社団敬任会岡記念病院の医事会計システム導入事例

病院で行われる毎日の請求業務やレセプト作成の効率化をプロアスの医事会計システム「Ultima」(アルティマ)とオーダリングシステムの導入で実現させた医療法人社団敬任会岡記念病院様をご紹介します。

▼お客様情報
医療法人社団敬任会 岡記念病院
所在地:大阪府河内長野市
病床数:99床
診療科目:内科・整形外科・脳神経外科・外科・形成外科・皮膚科・リハビリテーション科・放射線科・(人工透析)

業務改善の為にシステム化を検討

ーオーダリングシステムを導入した背景とは?

これまで岡記念病院では、手書き伝票を医事課職員がレセコンに入力して各種伝票を発行してたり、読み間違い・入力ミスが見過ごされる危険性があったり、医師が記入したカルテを見て看護師が検査伝票に手書きで転記するなど、各部署で業務負荷が掛かっていました。

この現状を解決するために、院内全体の業務改善が必要でした。そんな課題を抱えていた時に、飛び込みの会社からちょうど電子カルテシステムの提案を受けまして、全体会議で業務改善に繋がるので有れば、電子カルテを検討しようという話になりました。

しかし、病院内には電子カルテの導入に対して不安になる職員が多く、このまま電子カルテを導入すると混乱を招く恐れがあったので、先ずはオーダリングから始めることにしました。(※1)

医事課では、会計・統計・レセプト等の業務のカテゴリーに分けて、どのメーカーのレセコンが自分たちの業務改善につながるかをオーダリングシステムとは別の視点で検討を重ねました。

※1.オーダリングと電子カルテの違い
オーダリングとは医師が直接パソコンを操作し、検査や処置などの各種オーダーを直接入力するシステムで、その情報は薬局や検査室などの部門に即時に伝達され、レセコンにも反映されます。あくまでも「指示を出す為のシステム」なので、通常どおり医師は紙カルテに診療行為を記載して保管する必要があります。一方、電子カルテは紙カルテに変わり診療記録を電子的なデータとして保管するシステム です。 したがって、オーダリングシステムの機能は全て電子カルテシステムに包括されます。 閲覧登録をされた人ならいつでも、同時に複数の職員が閲覧できるようになり、外来診察中に入院カルテを閲覧し、病棟に出向くことなく指示を出すことがで きるようになります。 基本的には全てパソコン入力になるため、貼り付ける作業は無くなります。 

画面構成のわかりやすさ、そしてサポート力が決め手

オーダリングシステムの選定ポイントと、プロアス社のレセコンを選んで頂いた理由は?

選定要件は画面が分かりやすく、尚且つ操作が簡単、そして予算内に収まることが条件でした。追加要件としてサポート体制が選定のポイントだったのですが、独自の評価表を作成して検討した結果、プロアス社の提案が評価されました。

オーダリングシステムは、画面構成、操作性の良さが一番好評価で、レセコンは細かい連携ができることに加え過去のデーターをオーダー側にも移行ができる点を評価しました。またレセコンを、医事課では会計時のチェック機能やレセプト修正がしやすく設計されているところがポイントに上がっていました。

会計時のチェックが優秀なのは、後に修正の手間がなくなるなど業務改善に繋がります。プロアス社のサポートは、営業が細かく現場のサポートを実施してくれるのに加え、コールセンター受付も丁寧で業務に詳しい担当者を配置してくれています。更に、院内全体ネットワーク構想の相談等も親身に対応頂けるところがシステムだけでなく信頼できるポイントでした。

業務改善の結果、省力化が実現

オーダリングシステムを導入してどのような効果が出ましたか?

今までは、医師、看護師が手書きで記入した伝票やカルテの文字を医事課職員で読めないことが多く、レセコンに入力する際に間違いが発生していました。オーダリングシステムを導入したことにより、医師の入力した情報がデータとして反映されるので、医事課職員の入力する手間が無くなり、さらに読み間違える事が無くなったので、入力ミスが激減しました。

また、忙しい時は受付に5〜6人いないと業務に支障をきたしてましたが、今は3〜4人の人員で運用できるようになりましたので省力化が実現しました。

ー実際に医事会計システム「Ultima」を使ってみてどうですか?

レセプトイメージ画面から各種の修正を実施できて、すぐに反映されるので入力した内容を理解しやすかったり、前回のレセプトと比較する事で間違いを防ぐことが可能になりました。そして、会計入力時の自動チェックの精度が高いので、毎日の請求やレセプト作成の修正時間を減らすことができました。

リアルタイムに院内の状態が把握できる

ー他に改善された業務を教えて下さい。

今までは、患者様の待ち時間の状況や診察、検査の進み具合を現場まで赴いて確認しなければいけなませんでしたが、システムのおかげでリアルタイムに画面確認ができるようになり、患者様からの問い合わせや外部からの電話にすばやく回答することができるようになました。さらに事務所内から移動することが激減したので業務効率が上がり患者様の待ち時間短縮に繋がりました。

メモ機能欄を使って伝達ミスを減らす

これは便利だと思う機能を教えて下さい。

紙カルテを運ぶ時、伝達事項を書いたメモ用紙を渡したり口頭で伝えていましたが、導入後はシステムのメモ機能を使って離れた場所からでも部門間のコミュニケーションを行う事ができるようになり、さらに記録が残るため伝達ミスが減り、確実に必要な情報を伝える事ができて非常に助かっています。

喜ばれる病院を目指して

岡記念病院の今後についてお聞かせ下さい。

今後は、電子カルテを導入してもっと院内と関連施設の連携を強化していきたいです。特に看護部門のシステム化を早急に実施したいと思っています。

看護部門のシステム化により必要な時に必要な場所で院内や患者様の情報を随時確認する事が出来るので他病院を含めて、情報の連携が、スムーズになり業務の改善につながると考えています。その上、現在はMRIやCTの予約を放射線科や地域連携室が直接電話で受け付けていますが、システム化することによりパソコンの画面から簡単に予約ができるようになります。

また、往診記録も訪問先で入力ができるようになれば訪問診療を強化する事が期待することができます。そう遠くない将来に、電子カルテを導入して当院が地域の患者様から便利な病院と言われるように変革していきたいと思っています。

 

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