遠隔診療と相性の良い疾患とは? 遠隔診療を導入する医療機関のメリット【プレスリリース解説】

プロアスでは、遠隔診療ソリューション「CLINICS」(クリニクス)の取扱をスタートいたしました。前回の記事では、そもそも話題の「遠隔診療」とは何か、あらためて解説しました。

話題の”遠隔診療”の言葉の定義と注目される理由を解説します【プレスリリース解説】

2017.10.17

今回はさらに掘り下げて、遠隔診療によってどのようなメリットが医療機関にもたらされるのか、相性の良い疾患とあわせて当ブログで整理していきます。

遠隔診療と相性の良い疾患ー保険診療編

遠隔診療と相性の良い疾患とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。まずは、保険適用される疾患から詳しくみていきましょう。

遠隔診療は、急性期ではなく、症状がある程度安定した慢性期の患者、もしくは問診や視診で問題なく診察可能な疾患や症状との相性が良いと考えられています

たとえば、高血圧などの生活習慣病の患者の中でも、症状が安定した患者を毎月の診察でフォローする、といった場面。体調に大きな変化が見られず、処方にも大きな変化がない患者への診療を遠隔診療に置き換える、というのがもっとも一般的です。皮膚科領域についても同様に、症状が慢性化し処方に大きな変化がない、白癬などの治療に遠隔診療を導入されています。通院の手間が理由で治療を断念する患者を減らすことができると考えられます。

そのほかに、問診や視診での治療が中心となる、精神疾患も相性が良い疾患のひとつ。外出することが大きなハードルとなる患者や、診察室ではなく実生活での指導が必要な強迫性障害などの疾患は遠隔診療に適していると考えられます。ほかにも、耳鼻科での花粉症治療、婦人科でのピルの処方などで遠隔診療が活用されています。

さらに、一見相性が悪そうな整形外科の領域でも骨粗しょう症などの慢性疾患の治療に活用され始めています。急性疾患の患者が多い小児科でも発達障害など基礎疾患での診療で活用が始まっています。

遠隔診療と相性の良い疾患―自由診療編

つづいて自由診療についてみてみましょう。

自由診療とは、健康保険が適用されない治療のこと。日本では保険適用がまだ認められていない先進的な薬を使った治療や、美容整形、美容皮膚科での脱毛などが該当します。

保険診療の場合、遠隔診療はあくまで直接の対面診療と適切に組み合わせて行うべきとされており、初診は対面診療で、再診から遠隔診療に移行する必要があります。しかし、自由診療の場合、初診から遠隔診療を利用しても問題ありません。ED・AGAの治療や美容皮膚科でのカウンセリングなどで積極的な導入が進んでいます。

遠隔診療は幅広い領域で活用できる!―患者側のメリットから

これまで遠隔診療と相性の良い疾患を保険診療編・自由診療編に分けてご紹介しましたが、患者にとっての、遠隔診療による最大のメリットは、通院にかかる時間や手間を削減できること。このメリットに加えて、高齢者や精神疾患など通院が困難な患者でも利用できる遠隔診療は、今後普及が拡大すると考えられます。

実際に、2017年7月の厚生労働省の通知で、保険者が実施する禁煙外来についても、定期的な健康診断・健康診査が行われていることを確認し、患者側の要請に基づき、医師の判断により、遠隔診療だけで治療を進めることが認められました。遠隔診療がどのような場面で活用されていくか、今後の動向に注目が集まっています。

厚生労働省:情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について   

遠隔診療導入によって何がもたらされる?―医療機関側のメリットから

遠隔診療による、医療機関側のメリットははたして何でしょう。これからご説明します。

メリット1:治療の継続率向上/治療開始による収益性の向上

先ほどご説明した通り、遠隔診療の最大のメリットは、患者の通院負担を減らすことができることです。時間だけでなく、通院にかかる金銭的な負担や、精神的な負担も減らすことができます。その結果通院率と治療の継続率が改善し、医療機関の収益性の向上・経営の安定につながると考えられます。また、遠隔治療をきっかけに通院を開始する患者が見込まれることから、治療開始率も上げることができます。

メリット2.高いニュース性

遠隔診療の普及はまだ始まったばかりです。現時点から遠隔診療に取り組むことで、ニュース性が高まり、新規患者の集患効果が向上することが見込まれます。

メリット3.患者満足度の向上

通院に時間や精神的なハードルがある方でも手軽に通院できる選択肢として遠隔診療を提示することで、患者満足度を向上させることが見込めます。

メリット4. 遠隔診療ならではの診療の質の向上

オンライン診療の場合、顔色など対面によって得る情報が得づらいため、診察の質を向上させる、というのは一見難しく感じられるかもしれません。しかし、たとえば残薬確認を行う場合、通常患者の自己申告によって判断しますが、遠隔診療の場合、ビデオチャットで薬箱を見せてもらうことができます。このように、遠隔であることを逆手にとって、対面診療以上に正確な情報を入手することができます。

遠隔診療の今後

さまざまな疾患、治療領域で活用されることが期待される遠隔診療。また、通院にかかる時間の負担を減らするといった患者側のメリットが注目されがちですが、収益性向上など医療機関にとっても経営上のメリットがあります。そして、18年度診療報酬改定では、遠隔診療にかかる報酬についても検討の対象となりうることが国によって明言されました。遠隔診療を取り巻く状況がどのように変化するか。今後の動向から、ますます目が離せません。

 

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プロアスでは2017年9月20日にオンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)を企画・開発する株式会社メドレー(※)と販売取次店契約を締結いたしました。

<プレスリリース>株式会社メドレーとオンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」の販売取次店契約を締結

 

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2017.10.17