話題の”遠隔診療”の言葉の定義と注目される理由を解説します【プレスリリース解説】

プロアスでは、遠隔診療ソリューション「CLINICS」(クリニクス)の取扱をスタートいたしました。この「CLINICS」(クリニクス)は2016年2月のサービス提供開始以来、すでに全国で500件以上の医療機関に導入されています。なぜ今、遠隔診療がこんなに日々の新聞を賑わせているのでしょうか?

当ブログであらためて遠隔診療についてわかりやすく整理します。

遠隔診療の言葉の定義・意味

そもそも「遠隔診療」とはどういう診療か、しっかりと定義を解説できる人はまだ少ないのでは無いでしょうか?

そもそも、「遠隔診療」を含む「遠隔医療」は以下のように整理されます。

※メドレー社提供 遠隔診療完全ガイドブック2017より抜粋

遠隔医療

もっとも広義の概念。日本遠隔医療学会によれば「遠隔医療(telemedicine and telecare)とは、通信技術を活用した健康増進、医療、介護に資する行為」と定義されています。

したがって、遠隔医療という言葉自体は、ヘルスケアや介護に関連したものも含みます。

 

遠隔診療

遠隔医療のうち、医師が遠隔地の患者に対して診察・治療等、つまり一般的に「診療」と言われる行為を提供する領域です。

医師が患者への診療行為を行うため、医師法の規制を受けます。最近では、遠隔診療を「オンライン診療」と言い換えて、領域をわかりやすくする動きもあります。

※CLINICS(クリニクス)はまさにこの領域を支援するシステムです。少し前まで、遠隔診療ソリューション、と名乗っていましたが、現在はオンライン診療アプリ、とよりイメージ想起しやすい名前を使っています。

遠隔医療相談

遠隔医療のうち、医師等が遠隔地の患者に対して医療・健康に関連する相談を行う領域です。医師が提供することが原則ですが、診察や治療を行うものではなく、あくまでの「相談」の領域であることから、医師法の規制を受けないと考えられています。

遠隔服薬指導

薬剤師による遠隔で行う服薬指導を指す言葉ですが、現行法で薬剤師は患者と対面で実施することしか認められておらず、存在しない行為です。

しかし、平成28年度の国家戦略特別区域諮問会議において、規制緩和が提案されており、今後注目される分野です。

 

遠隔診療(=オンライン診療)が注目される理由

わかりやすく言葉を変えると、「離れた場所にいる患者と医師を情報機器でつないで行う診療」のことを指す遠隔診療ですが、実はこれまで離島やへき地など、対面診療を受けることが困難な状況にある患者以外には原則禁止と考えられてきました。

しかし、2015年8月の厚生労働省からの通知で

「患者側の要請に基づき、患者側の利点を十分に勘案した上で、直接の対面診療と適切に組み合わせて行われるときは、遠隔診療によっても差し支えない」

という見解が示されました。

この通知に加え、2016年11月の第2回未来投資会議で安倍晋三首相が遠隔診療の推進を明言し、さらに南相馬市における、在宅診療にオンライン診療アプリ「CLINICS」を活用した取り組みが首相に紹介されるなど、現在、医療業界内だけでなく、国全体として遠隔診療への関心が高まることになりました。

また、通院にかかる時間と手間が省ける等の患者にとっての大きなメリットから、一般患者の約83%が興味を示しているという調査結果が出ており※、今後さらに普及が期待されています。

※日本医療政策機構「2016年 医療 ICT に関する意識調査」より

 

オンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)とは?

オンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)は、予約からビデオチャットでの診察、決済や薬・処方箋の配送までオンラインで完結することのできるオンライン診療アプリです。

 

 

患者は手持ちのPCやスマートフォンを用いて、自宅や会社にいながら診療を受けることができます。2016年2月の提供開始以降、全国500を超える医療機関に導入されています。(2017年9月現在)

通院にかかる待ち時間や移動時間を大幅に削減できることから、定期的な通院が必要なものの、家事・仕事で忙しいなどの理由で通院が困難な方の早期治療開始や治療継続を支援することができます。

オンライン診療アプリ「CLINICS」ホームページ
http://www.medley.jp/service/clinics.html

遠隔診療にご興味をお持ちであれば、プロアスまで

プロアスでは2017年9月20日にオンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)を企画・開発する株式会社メドレー(※)と販売取次店契約を締結いたしました。

<プレスリリース>株式会社メドレーとオンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」の販売取次店契約を締結

※株式会社メドレー
メドレーは、エンジニアと医師・医療従事者を含む開発チームを有し、「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションのもと、インターネットサービスを提供しています。現在は、よりよい医療・介護の実現に向けて、以下の4つのサービスを展開しています。

・医師たちがつくるオンライン医療事典「MEDLEY」
・オンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」
・医療介護の求人サイト「ジョブメドレー」
・口コミで探せる介護施設の検索サイト「介護のほんね」

 

オンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)や、そもそも遠隔診療にご興味をお持ちの医療機関の方はお気軽にプロアスまでお問い合わせください!

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プロアスはオンライン診療アプリ「CLINICS」(クリニクス)の取り扱いをしております。ご興味お持ちいただきましたらお気軽にご連絡ください。

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