コスト削減への近道!病院内の物流管理とは?
のコラムでは、物流管理の種類をご説明し、その中でも最も効果的なのは「病院内でシステム運用する」ことであるとお伝えいたしました。
今回はこの物流管理システムを開発する株式会社 エーアイエス(東京都文京区、代表取締役社長:上野 直)の担当の今野さんに、病院内でシステム運用し成功された病院の事例を交えながらその効果をご説明いただきました。
株式会社 エーアイエスはレセプトチェックソフトである「MightyChecker」をはじめ、医療機関あるいは関連施設に関わる、医療情報システムのソフトウェア製品の開発・販売、コンサルテーションを中心とした事業を展開されている医療系システムのスペシャリスト集団です。
病院における物流管理担当者の悩みとは?
まずは、事務長や物流管理担当者が抱えておられる“悩み”とはいったい何があるのでしょうか?
システム未導入の病院とシステム導入後の病院の担当者によくお聞きする悩みと、その解決策を今野さんに教えていただきました。
- システム未導入の病院
① 担当者任せの管理
◆長らく実務を任せている担当者はいるが、全容把握ができず交代させられない
② 医療スタッフが行う部署在庫管理
◆各部署の在庫管理・確認・物品請求を看護師や技師達が行っている
③ 何から手を付ければいいのかそれすらわからない
◆費用改善を図りたいが、どうしたらいいのかわからない。
- システム導入済の病院
① 在庫管理がキッチリできずいつも欠品が発生している
欠品が多く発生すると各部署で抱え込む原因にもなります。診療内容は季節毎など変化しますので、定期的な定数の見直しが必要です。
② 消費データを活用し切れていない
分類が付与されていないと何も分析出来ません。初期段階のマスタ整備もさる事ながら日々新規登録されるマスタの精度が重要です。
③ 材料採用委員会がキチンと機能しない
使用状況を様々な視点から提示し、新規採用品の検討に役立てる必要があります。
具体的な導入効果とは?
ではこの物流管理システムを導入することで、どんな効果が得られるのでしょうか?
株式会社 エーアイエスの物流管理システム「Mighty SPD」を導入された病院様の事例を基に4つの効果を教えていただきました。
◆一般病床100床規模の医療機関様
これまでの体制:システム未導入・手書き伝票運用
- 部署在庫圧縮、廃棄ロス防止効果
導入前:在庫過剰、有効期限切れによる廃棄ロスが発生。
導入後:定数カード管理を実施することにより、システム本稼働時に不要になった部署在庫が288品目、5291個返納。
- 物流業務負荷軽減効果
導入前と比べ、医療スタッフの物流管理業務時間が1/3~2/3減少。
- リスク発生軽減、物流業務負荷軽減効果
導入前と比べ、定数カード管理をすることで1ヶ月の臨時請求が平均3.8個減少。
- 購買費抑制効果
導入後、品目数は増えたにもかかわらず、半年間で発注金額が10%(400万)減少。
ご提案・導入支援内容
最後に、実際にシステム導入を検討される時、どのような手順で稼働するのか、株式会社エーアイエスが病院様にご提案している支援内容について伺いました。
- 機能選定
◆システム機能が多岐にわたり、本当に必要な機能はどこまでなのか判断できない - 導入期間
◆マスタ整備など稼働させるまでの手順、準備作業は大丈夫だろうか - 費用面
◆まずは最小限の機能と最短の準備期間であまり費用はかけたくない
システムに数千万円なんてとてもかけられない
< 簡易的な運用調査・提案書作成>
◆運用概要のヒアリング実施(マスタ整備状況や運用方法の確認)
◆上記踏まえた最適且つ最小費用による提案書作成
<マスタ構築支援>
◆各種必要マスタを指定フォームに整備頂く為の手順等支援
◆各種分類付け等運用後のデータを有効活用する為のマスタ整備手順支援
<運用準備支援>
◆実運用を想定した定数配置体制構築に向けた準備作業手順支援
物流管理システムにご興味があれば是非お問い合わせを!
いかがでしたか?
今回ご紹介した株式会社エーアイエスの物流管理システムにご興味をお持ちいただいた方は、下記お問合せまでご連絡ください。